VI
美術館のロゴはグラフィック・デザイナー服部一成氏が手がけました。
館名の上に乗る弘前の「H」が、文字列の長さに合わせて変化する有機的なデザインが特徴です。また伸縮する「H」の形は、人々の記憶を宿した煉瓦倉庫が美術館に生まれ変わる、その過去から未来へ続いていく時間軸を表しています。上下に移動しながら流れていく文字は、美術館の中を巡り、作品との出会いから生まれる心の動きをイメージしています。
服部一成[グラフィックデザイナー]
1964年生まれ。ライトパブリシティを経てフリーランス。主な仕事に「キユーピーハーフ」の広告、雑誌『流行通信』『here and there』『真夜中』のアートディレクション、三菱一号館美術館や新潟市美術館のVI計画、ロックバンド「くるり」のアートワークなどがある。毎日デザイン賞、亀倉雄策賞、ADC賞、東京TDCグランプリなどを受賞。