弘前エクスチェンジ

本プロジェクトでは、弘前出身あるいは弘前ゆかりのアーティストや、地域の歴史や伝統文化に新たな息吹を吹き込むアーティストなどが、作品制作や調査研究のほか、地域コミュニティと関わるプロジェクトなどを行います。あわせて、トークやレクチャー、ワークショップといったさまざまな参加型プログラムも開催します。
「エクスチェンジ=交換」という名前に込められたように、本プロジェクトはローカル(地域)とグローバル(世界)、つくり手と地域の人々そして鑑賞者といった異なる視点が交差し、ふれあい、交換される場を生み出すことで、新たなアプローチにより地域の創造的魅力を再発見することを目指します。

#05「ナラヒロ」

「ナラヒロ」は、弘前れんが倉庫美術館になる前の煉瓦倉庫(吉井酒造煉瓦倉庫)で2000年代に3回にわたり開催された、弘前市出身の現代美術作家・奈良美智の展覧会のボランティアの間での通称です。弘前エクチェンジ#05では、このナラヒロについて思い出し、振り返り、そして考える活動を行います。 ナラヒロ後に起こった個人的な、あるいはまちなかでの創造的変化をリサーチしたり、当時のボランティアスタッフそれぞれが持つ固有の経験を振り返ったりしながら、この場所が美術館へと生まれ変わる大きなきっかけとなったナラヒロと、弘前の街とのかかわりから生まれた創造性を考察します。

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