H-MOCAコレクション
●1Fエントランス
奈良美智《A to Z Memorial Dog》2007年
本作とともに、美術館になる前の煉⽡倉庫で開催された「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」展(2006年)で会場内に設置されていた展⽰物をはじめ、展覧会の準備や開催中の様⼦を写真パネルとスライドショーで紹介しています。
●1F受付横
大巻伸嗣《Oak leaf -the Given-(Right)》2023年(株式会社青南商事 寄託)
●1F展示室入り口前
ジャン=ミシェル・オトニエル《エデンの結び目》2020年
●1Fスタジオ側エレベーター横
斎藤麗《ニューボーン・フォッシル(生まれたての化石)》2021年 寄託
【展示室内で公開している作品】
●2Fホワイエ
尹秀珍《ポータブル・シティ:弘前》2020年
和田礼治郎《AMBER WINDOW (HIROSAKI)》2022年
※両作品の鑑賞には、企画展「どうやってこの世界に生まれてきたの?」の観覧券が必要です
アーティスト
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Photo:RYOICHI KAWAJIRI
Artwork: ©️Yoshitomo Nara奈良美智
1959年、青森県弘前市生まれ。栃木県在住。1987年、愛知県立芸術大学大学院修士課程修了。1988年渡独、国立デュッセルドルフ芸術アカデミー入学。修了後、ケルン在住を経て、2000年帰国。1990年代後半以降からヨーロッパ、アメリカ、日本、そしてアジアの各地のさまざまな場所で発表を続ける。見つめ返すような瞳の人物像が印象的な絵画、日々生み出されるドローイング作品のほか、木、FRP、陶、ブロンズなどの素材を使用した立体作品や小屋のインスタレーションでも知られる。
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Photo: paul barbera / where they create
大巻伸嗣
1971年岐阜県生まれ。神奈川県在住。「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開する。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である身体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧で捉えどころのない「存在」に迫るための身体的時空間の創出を試みる。
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Photo: Philippe Chancel
ジャン=ミシェル・オトニエル
1964年、フランス / サン=テティエンヌ生まれ、パリ在住。 1990年代初頭より、変容、昇華、変異などの現象に関心を寄せながら、可逆性の素材を用いた作品を制作している。特にムラーノガラス等を用いた、展示環境と調和する数々の大型彫刻作品で世界的に知られる。
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Photo: Thomas Chéné
斎藤麗
1980年、青森県弘前市生まれ、パリ在住。 フォトグラヴュール、彫刻、タイトル、ドローイング、パフォーマンスなど、様々なテクニックを組み合わせ、誰も見たことのない、けれどどこかで見た何かを思い起こさせる「風景」としてのインスタレーションを構成する。しばしばギリシャ神話やイタリアのルネサンス絵画、日常の細部や宇宙的リズムに着想を得たその風景は、ときに古代のモザイクや、南極の流氷下深海の不可視的な世界にも似た、新しいシナリオを空間に織りなす。ポンピドゥーセンターのウェブシリーズMon Oeilに《Paysages délicieux》から5つのエピソードが紹介されている。
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尹秀珍
1963年、中国 / 北京生まれ、同地在住。 古着や中古品などを使い、近代化や都市化のなかで消滅していく個人的な記憶をすくいあげるような立体作品を制作している。2010年には、ニューヨーク近代美術館にて中国人女性作家として初の個展を開催した。
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Photo: Enric Duch
和田礼治郎
1977年、広島県生まれ、ベルリン在住。形態、時間、液体、自然、生の儚さを暗示する「ヴァニタス(虚栄)」という古来の主題などの諸要素への関心を、独自の手法で彫刻化していく。それは時には自然そのものを用いて環境に直接的に働きかけ、多次元的な、生きる彫刻として私たちが生きる空間や時間に介入し、我々の知覚に作用を及ぼす。
開催概要
- 展示期間:2024年9月27日(金)〜 2025年3月9日(日)
休館日:火曜日、2024年12月26日(木)〜2025年1月1日(水)、2025年2月12日(水)
※2月11日(火・祝)は開館
開館時間:9:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)
会場:弘前れんが倉庫美術館 - 観覧無料
※一部の作品鑑賞には、観覧券が必要です